2020年度本州太平洋におけるサケ回帰状況調査について

 昨年度(2019年度)の本州太平洋側地域のサケ来遊数は、主力を構成する3~5年魚がいずれも少なく、特に4年魚の減少が顕著でした。このため、来遊数は同地域のふ化放流数が現在の水準となって以降では最も少なくなりました。
 2020年度は、昨年度の3年魚が少なかったことから本年に主群として回帰する4年魚の減少が予想されます。加えて、昨年度の4年魚が極端に少なかったことから、本年の5年魚の来遊数が大きく減少することが予想されます。これらのことが重なり、全体的な来遊数の低下が生じることが危惧されています。
 このため、水産研究・教育機構では、引き続き関係各県と連携し、回帰状況調査を継続、調査結果を公表することにより、関係者と情報共有を図ることとしています

回帰状況速報