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海洋生物資源プロジェクト研究の概要
概要/DEEP/FRECS2/モニター 人が直接観察できないため、陸上の生態系に比べて調査・観察が格段に困難な海洋の生態系には未解明の部分が多く、研究はあまり進んでいません。近年の調査船等による収集データの解析により、海洋表層に生息する主要な生物については多くの知見が得られつつあるものの、200m以深の深層に生息する生物、とりわけマイクロネクトン(小型遊泳生物)の生態、分布量および物質循環についてはほとんど把握されておらず、深層生態系に関する科学的知見が決定的に不足しています。
このプロジェクト研究は、平成14〜18年度において、海洋表層生態系に関する理解をさらに深めるとともに、著しく情報が不足している深層生態系の構造と変動機構及び表層生態系変動との相互関係の解明を目指しています。また、最近のリモートセンシング、観測ブイシステム等の優れた情報収集技術の開発により、海洋環境情報を大量に収集し、表層から深層までを立体的に解析するシステムの開発が可能になりつつあることから、これらIT技術を開発・活用することにより生態系の解明を強化します。 ![]() 研究の効率的な推進のため、推進リーダーの下に3つの研究チームを設け、チームリーダーを中心に海洋環境の変動や漁業活動等が海洋生物資源に及ぼす影響を高精度に予測する技術の開発を図り、海洋有用生物資源の合理的な利用と管理方策策定のための基礎的知見の蓄積を行っています。
なお、海洋資源利用のための技術は、内閣府総合科学技術会議の分野別推進戦略においてフロンティア分野の中の重点領域として位置づけられています。農林水産省、水産総合研究センター、大学、県機関等が有機的に連携し、4名の外部評価委員を加えて研究を推進しています。
このページのtopへ このページのtopへ お問い合わせ 独立法人水産研究センター東北区水産研究所 Tel: 022-365-9929 Fax: 022-367-1250
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