独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
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平成18年度 貝毒分析研修会 11/20-22 を開催しました。 (2006/11/24)

HPLC及びHPLC/MSによる貝毒の分析法の習得        参考:開催案内

 平成18年11月20日(月)〜22日(水)まで、東北区水産研究所において、東北大学との共催で
「平成18年度貝毒分析研修会」を開催しました。
 研修会には、都道府県(北海道、青森県、佐賀県、大分県)から5研究機関の参加がありました。

 今回の研修では、蛍光HPLC及びHPLC/MSによる貝毒の分析法の研修を行いました。
 貝毒モニタリング体制を高度化することによって、食品の安全性の 確保と効率的な水産資源の生産に寄与することを目的としています。都道府県の水産、 衛生の担当者をはじめ、広く貝毒研究者を対象に最新の分析技術を紹介しました。

 研修内容
  ・麻痺性貝毒及びその分析に関する概論と二枚貝・現場海水の分析実習
  ・下痢性貝毒及びその分析に関する概論と二枚貝・現場海水の分析実習
  ・麻痺性貝毒の簡易測定法の概論と分析実習


<研修の様子>  ※写真をクリックすると拡大画像になります。
開催の挨拶
(東北区水産研究所長 關 哲夫)
研修風景−1
(東北区水産研究所 鈴木
 主任研究員による講義)
研修風景−2
(東北大学 大島教授による講義)
 
海水中の麻痺性貝毒の固相抽出
(東北大学 大島教授)
二枚貝の下痢性貝毒の抽出−1
(ホタテガイ中腸腺(ウロ)から抽出)
二枚貝の下痢性貝毒の抽出−2
(ホタテガイ中腸腺(ウロ)から抽出)
下痢性貝毒のLC-MS分析
 
 
 
 
集合写真
後列左:關所長、大島教授(東北大)、玉熊技師(青森県環保セ)、江口主査(佐賀県玄海水振セ)
前列左:馬場栽培技術科長(北海道函館水試)、久留研究員(大分県水研セ水試)、鈴木主任研究員、中居技師(青森県工総研セ八戸研)

水研センターでは、成果の普及と国民との双方向コミュニーケーションを図ることを目標として
おり、今後も研修等を通じて外部機関との連携を強化していく予定です。(第2期 中期計画)


(参考:最近 東北水研で実施した貝毒研修等)
  7/3-10下痢性貝毒研修   貝毒簡易測定キット   8/21-26下痢性貝毒研修