海洋音響学会2014年度論文賞の受賞報告

 資源海洋部の任期付研究員柴田泰宙(しばた やすとき)が共著者として公表した論文「Acoustic capture-recapture method for towed acoustic surveys of echo-locating porpoises」(Journal of Acoustical Society of America 135(6):3364-70)が、海洋音響学会の2014年度論文賞を受賞しました。
 研究員柴田泰宙は当論文の中で主に統計理論を担当し、共著者とともに、一本のロープに取り付けた2つの音響装置を船で曳航し、得られた発見情報を標識再捕法の枠組みに当てはめたときに、音響装置間の距離によって再捕率が変動することを示しました。今後の音響装置を用いた個体数推定法の精度向上に貢献する知見です。

  
論文賞を受賞した任期付研究員 柴田泰宙(写真左)と受賞の楯(写真右)