宮古庁舎における業務再開のお知らせ
東北区水産研究所宮古庁舎では、様々な魚種の増殖のための種苗生産・放流技術の開発や、サケ回帰率向上等に向けた技術の開発と普及に取り組んでいましたが、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴って発生した大津波によって施設が全壊し、その機能は完全に失われました。しかし、平成23年6月に水産庁が示した「水産復興マスタープラン」では、太平洋北部海域における増養殖研究・技術開発の拠点として宮古庁舎の再建と業務再開が急務とされ、平成23年度第3次補正予算(水産庁施設整備費補助金)での決定を受けて再建に向けた新施設建設を進め、平成25年11月7日に竣工記念式典を執り行い、12月1日から新庁舎において業務を再開しましたのでお知らせします。
住所
岩手県宮古市崎山4-9-1電話番号:0193-63-8121
FAX番号:0193-64-0135
(電話及びFAX番号はこれまでと同じです)
国道45号線を田老方面に向かい、途中にある宮古第二トンネルを抜けた直後右折します。
女遊戸(おなつぺ)海水浴場へ向かう道に宮古庁舎があります。
詳しくは左の地図をクリック
主要施設
研究管理棟 | 魚類繁殖研究棟 | |
実験室、研究室、事務室、会議室などを備えた本館棟です。 |
魚類資源の持続的利用に必要な資源管理、漁場管理、増養殖の技術開発の基礎となる、魚類の繁殖特性や遺伝子情報に関する研究を行うための実験施設です。 | |
沿岸資源研究棟 | 魚類飼育試験棟 | |
浅海域の生態系を再現した水槽で実験を行うための施設です。任意の塩分条件と水温条件が設定でき、海と川を往復する魚類や無脊椎動物を対象とした各種の飼育実験が行えます。特にサケ類のふ化・放流技術の高度化やアワビ類の繁殖生態に関する実験が行えます。 |
仔稚魚から成魚の生活史を支える餌生物と物理的環境条件を明らかにし、成長、生き残りや成熟に環境条件が与える影響に関する実験を行うための実験施設です。また、効率的な養殖を行うための新しい餌料の開発や飼育環境制御法に関する研究を行います。 | |