2019年度本州太平洋におけるサケ回帰状況調査について

 昨年度(2018年度)の本州太平洋側地域全体のサケ来遊数は、主力を構成する3~5年魚のうち、4年魚は過去10年間で3番目に多く、最近年では比較的健闘した一方で、3年魚および5年魚がともに過去10年間で最も少なかったため、全体としては低水準となりました。
 昨年度の3年魚(2016年放流群)の来遊数が顕著な低水準であったことから、2019年度は、4年魚(2016年放流群)の来遊数の減少による、全体的な来遊数の低下が危惧されています。
 このため、水産研究・教育機構では、引き続き関係各県と連携し、回帰状況調査を継続し、調査結果を公表することにより、親魚・種卵確保および種卵調整の実施に役立てることとしています。


回帰状況速報