第2回マガキ安定採苗のための技術研修会開催について

 平成27年6月18日に、東北区水産研究所塩釜庁舎の会議室で、第2回マガキ安定採苗のための技術研修会が開催されました。
 当研修会は、農林水産技術会議事務局委託事業の「貝類養殖業の安定化、省コスト、効率化のための実証研究」で開発した技術を使用したマガキ幼生の簡易同定手法の技術について、漁業者の皆さん他使用者の意見をいただくことを目的として行われ、当日は宮城県内の機関・団体から計10名の研究者・漁業関係者が参加しました。
 研修では、瀬戸内海区水産研究所の浜口主幹研究員が講師となり、東北区水産研究所の筧主任研究員と阿部研究支援職員の協力の下、本手法の手順の解説と研修参加者による実習が行われました。
 参加者からは、「本手法は手順が簡便で、幼生の同定に非常に有効である。また、実際の現場で使用するにあたっても大きな問題はない。」との感想があがり、その一方で「さらなる作業時間の短縮」や「他の二枚貝幼生の簡易同定手法の開発」に関する要望が上がりました。


研修の様子