気仙沼向洋高等学校の生徒による塩釜庁舎見学

 平成26年10月20日に気仙沼向洋高等学校の生徒20名と引率の教員3名の計23名が、東北区水産研究所塩釜庁舎の見学に訪れました。
 当日は、山田業務推進課長による水産研究所の業務概要説明が行われた後、二班に分かれて黒川養殖生産グループ長による「サケ稚魚の耳石観察」、奥村主任研究員による「電気泳動実験」、桑田生態系動態グループ長による「植物プランクトンの観察」の実習と、動物プランクトン標本棟の見学を行いました。
 気仙沼向洋高等学校の生徒からは、『海から珪藻類が著しく減少した場合どの様な現象が起きるのか?』や、『サケの稚魚を海に慣れさせるため、河口付近に豊富な餌場を人為的に造成したとして、サケの稚魚は造成された餌場から離れなくなるのではないか?』といった鋭い疑問や質問等が出され、来訪した皆さんが水産業に深く関心を持っていることが見てうかがえました。

 なお、今回見学に訪れた生徒の皆さんは、来年の今の時期に長期の航海実習に出られると伺いましたので、少々気が早い所ではありますが生徒の皆さんの航海の無事と実習の成功を心よりお祈りしております。

当日の様子


東北水研の業務概要説明

サケ稚魚の耳石を観察中

電気泳動実験を体験

植物プランクトンのサンプルを紹介