貝毒原因プランクトン同定研修会開催報告

 平成26年10月1日〜3日までの3日間、当所塩釜庁舎において東北ブロック貝毒原因プランクトン同定研修会が開催されました。本研修会は東日本大震災後に悪化している貝毒発生状況に対応するため、関係県からの強い要望に応じて水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所および中央水産研究所の専門家の協力を頂きながら開催されたものです。
 青森県、岩手県、宮城県の試験研究機関から合計8名の研修生が参加し、麻痺性貝毒プランクトンの種類をその形態と遺伝子から分類・同定する技術の習得を行いました。
 習得された技術が、今後、各機関での貝毒原因プランクトンのモニタリング手法の高度化、効率化に生かされていくことを期待します。

当日の様子


神山特任部長による貝毒の説明


形態による貝毒原因プランクトンの種同定の実習風景


遺伝子による貝毒原因プランクトンの種同定の実習風景


修了証書授与の様子