宮古庁舎竣工記念式典の開催

宮古庁舎竣工記念式典を開催しました

 平成25年11月7日に水産総合研究センター東北区水産研究所宮古庁舎の竣工記念式典を開催しました。農林水産技術会議事務局をはじめ、水産庁、関係地方自治体(行政機関と試験研究機関を含む)、漁業団体および大学等から、来賓としておよそ60名の方々にご出席いただきました。
 東日本大震災で全壊した宮古庁舎ですが、太平洋北部海域の沿岸漁業・養殖業復興のため、沿岸資源造成および増養殖研究・技術開発の拠点として再建されたのが本施設です。
 施設見学会では、はじめに井上理事から、施設の被災状況、建設の経緯や今後の利活用に係る概要とともに、「沿岸漁業の持続的発展を目指して、研究活動を通じて震災復興に貢献したい。」との説明がありました。その後、魚介類の飼育実験を行う研究施設の見学を行いました。これらの施設では、震災前まで行っていたヒラメなどの魚類の研究に加え、震災で大きな打撃を受けたアワビ資源の回復やサケの回帰率向上に向けた研究などを行います。
 記念式典では、松里理事長から、国、関係県・業界、地元の皆様のご支援に対する謝辞とともに、「研究成果をもって恩返しをしたい。研究機関として被災地の水産業に夢を与えられるよう取り組んでいきたい。」との挨拶がありました。引き続いて、水産庁長官、岩手県知事、宮古市長および岩手県漁業組合連合会長から、ご祝辞をいただきました。最後に平井所長が、再建までの道のりや今後重点的に取り組む研究課題を紹介し、被災した沿岸漁業の復興に引き続き取り組みたいとの意を表明しました。

当日の様子


井上理事による施設概要説明

新庁舎概観

飼育実験施設見学

松里理事長の主催者挨拶

水産庁長官祝辞(香川増殖推進部長)

平井所長による施設と業務の概要説明