宮城県宮城野高等学校「土曜ゼミナール」における出前授業

 平成27年12月5日に、宮城県宮城野高等学校(仙台市)が定期的に実施している土曜ゼミナールにおいて、栗田豊沿岸資源グループ長が「魚類の解剖?年齢査定と産卵数推定」を題材とした出前授業を行いました。当日は同校の生徒20名と教師3名がゼミに参加されました。
 はじめに、東北水研の紹介を行った後、東北海域の特徴と同海域に棲息する魚類の生活サイクルとの関係を説明し、続いて実習内容の説明を行ったあと実習に入りました。
 実習の1時間目は、マコガレイの全長、体長、体重を測定したあと解剖し、消化器系及び循環器系の観察と、卵巣重量測定を行いました。2時間目は、解剖したマコガレイから耳石を摘出し、耳石を使った年齢査定を行いました。最後にゼミの参加者が取得した測定結果をすべて集約し、栗田グループ長が以前取得した測定データと比較しながら、年齢と成長、産卵時期、成熟体長を考察しました。

当日の様子


実習の様子


参考



水研センターでは、成果の普及と国民との双方向コミュニーケーションを図っており、今後も研修や講演等を通して、漁業者や関係機関の方々と連携を図ってまいります。