赤前小学校出前講義

 平成26年7月4日に岩手県宮古市立赤前小学校で出前講義を行いました。当日は5年生と6年生の生徒7名が小学校近くの堀内漁港から漁船に乗りこみ、小型定置網の網おこし体験、カキ養殖筏の見学とプランクトン採集を行い、学校に戻ってから採集したプランクトンの観察会を行いました。プランクトンを顕微鏡で観察しながら、珪藻やラン藻などの植物プランクトン、コペポーダやカニの幼生などの動物プランクトンの特徴を捉えながらスケッチをしました。
 講義に参加した生徒たちは、一見濁っただけの身近な海に、微小な生物がたくさん生息していることに驚き、カキやホタテは豊富な植物プランクトンを食べて大きくなっていることに感動した様子でした。身近な海に興味を持つ一助になったのではないかと思います。

当日の様子


小型定置網の網おこし体験

採取したプランクトンの顕微鏡観察

水研センターでは、成果の普及と国民との双方向コミュニーケーションを図っており、今後も研修や講演等を通して、漁業者や関係機関の方々と連携を図ってまいります。