【研究調整】

東北区水産研究所一般公開の報告

高橋 輝樹

 東北区水産研究所一般公開はここ2年ほどは、小学生を対象として、行ってきましたが,今年は対象年齢の幅を広げ、小学生から一般まで楽しめるようにという趣旨で塩釜では,8月29日(日)に東北区水産研究所及び若鷹丸の一般公開を行いました。
 開催内容は@小学生を対象とした「海はなぜしょっぱいのか」と小学生から一般を対象とした「アワビの話」の2つの講演,A「若鷹丸の公開」と実際に船でロープを結ぶ際に使用する「ロープ結びの実習」,Bデカルトの原理を利用した「海の中の動きをしらべる」などの各種実験及び観察イベント,C「連携・協力の促進と広報活動の強化について」の部分でも触れていますが、塩釜蒲鉾組合青年部の協賛で行った「笹かまづくり体験-自分だけのかまぼこづくり-」の催し物を行いました。
 また,10月11日(月)には,隣接する八戸市水産科学館(マリエント)の開館記念無料開放に併せて,当所八戸支所の一般公開を行いました。今までは,塩釜で一般公開を行う際に係員を数人,塩釜へ派遣し,パネル展示などを行うという方法をとってきましたが,今年は協力という形ではなく,独自で行おうということになりました。八戸で一般公開を行ったのは,当時,若鷹丸の定繋港が八戸だった際に新船のお披露目として,若鷹丸の一般公開を行って以来となります。
 当初は10日(日)に行う予定でしたが,残念ながら,雨のために11日に延期となりました。内容としては@パネル・ポスター展示,A東北近海の主要な魚の展示,B調査船による調査の風景などを収録したビデオ上映,C各種稚魚ネットなどの調査機材の展示などを行いました。
 一般公開の参加者は,どちらも盛況で塩釜が約400名,八戸が約515名とたくさんの方々にご参加いただき,ありがとうございました。
 また,協賛していただいた塩釜蒲鉾組合青年部の皆様および八戸市水産科学館の皆様に対しまして,職員を代表して厚く御礼申し上げます。
(企画連絡室情報係)