98年夏テニス大会のこと

東北水研テニス部


 1998年8月9,10日恒例の全国水産研究所テニス大会が新潟県胎内温泉で開かれました。東北水研からは隊長U企連室長以下11人が参加し、前年まで新潟にいらっしゃった隊長自らナビゲーターとなって3台の車に分乗して塩竃を出発しました。今年は一部地域で記録的に雨の多い夏で、東北地方は梅雨明けせず、新潟もテニス大会直前に豪雨に見舞われるという異常事態で天候に大きな不安を抱えた大会でした。新潟に向かう途中もどんよりと曇っていて、時折雨も降ってきて、1試合もできずに温泉に入ってくるというのも悪くないかな、なんて思いながら会場に向かっていました。さすがに単身赴任で通い慣れた道だけあって隊長のナビのおかげで1度道を間違えただけで山奥の温泉にあっさり到着しました。心配していた雨も上がり、その後大会期間中ずっと奇跡的にすばらしく良い天気で、しかもさほど暑くない絶好の日和に恵まれました。私は、日水研には神様と親しい人がいるに違いないといまだに信じております。
 大会当日団体戦では、毎度おなじみのメンバーに加えて八戸支所から4月に移ってきたK村氏の加入によって戦力を大増強された東北水研チームは1試合も落とすことなく予選リーグを勝ち抜け、決勝トーナメントも熱戦をよくものにし、10年ぶり2度目の優勝に輝きました。ぱちぱち。また個人戦には私を含む2チームが出場、最下位、ブービーの1,2フィニッシュを決め、東北水研の選手層の厚さ(上から下までいるっていうこと)を広く世間に知らしめました。さらに、ミックスダブルスにはU・T橋のお調子者カップルが出場し、どういうわけか調子に乗って勝ち進み準優勝してしまいました。いやはやめでたしめでたし。
 そんなわけでその日の夜の懇親会は、会心の結果に全メンバー超ご機嫌状態で、酒宴、麻雀に大暴れでした。日水研幹事の皆様、他水研の皆様ご迷惑をおかけしてすみませんでした。翌日のオープン戦は腰が立たずに試合に出場できなかった人も多く、表彰式を待たず全員敗退して帰路につきました。
 団体戦第一ペアの一人として活躍したT氏が“勝利の美酒に酔いしれるっていうのはこういうことなんやなぁ”と言って、満面に幸福をたたえた表情がとても印象的だった今年のテニス大会でした。
kiren@myg.affrc.go.jp

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