企画連絡室の業務内容

浮 永久



 平成10年10月の組織改正で、研究に関する情報の収集・発信機能の強化を図るため、企画連絡科長が新たに設けられ、企画連絡室は、室長、科長、情報係長及び係員の4名体制となりました。
 当室は、様々な研究業務の円滑な推進を図るため、プロジェクト研究等の試験研究の総合的な企画・調整を行い、また、行政部局を含む国内外関係機関との連絡・調整等研究部門の対外的窓口として機能しております。当室の業務には、試験研究に関する情報の収集・管理・提供(図書関連業務)、農林水産省研究ネットワークMAFFIN端末の管理運営、研究調査報告・ニュース等の刊行・交換、研究成果や漁海況予報のプレスリリース等の広報活動、外部からの取材・照会等への対応、調査船運航計画の調整等があります。また、国内外との研究交流推進のために、研究者の派遣、研究者及び研修生の受入れ等を担当しております。
 業務の具体例を紹介しますと、昨年度は、研究所・調査船を一般公開し500名近い方々に来所頂き、その様子は新聞・テレビで地域に紹介されました。このような研究所業務を一般市民に広く理解頂く活動も大切です。秋には、10年間のロングランで今年度終期を迎えた大型別枠研究「バイオコスモス計画」水産生態系の研究成果を喧伝する場として企画され仙台市で開催された国際ワークショップ「水産生態系秩序の解明と制御による沿岸漁業の発展」の開催を補佐しました。また、組織改正に併せて、研究所の憲法ともいうべき「研究基本計画」を研究部とともに改訂しました。これから年度末にかけては、地域試験研究機関と連携を強化して研究を効率的に推進するための方策を協議する「東北ブロック水産業関係試験研究推進会議」に加えて、今年度から新たに設ける「東北区水産研究所運営評価会議」等の諸会議のお世話があります。来年度は、早い時期に行政監察が予定されており、また、水産庁研究所創立100周年、当所設立50周年にあたり、関連記念行事の企画、設営等の仕事が待っております。ご支援・ご協力をよろしくお願い致します。
(企画連絡室長)

企画連絡室職員
Nagahisa Uki

目次へ戻る

東北水研日本語ホームページへ戻る