現所属: | 東北区水産研究所 八戸支所長(平成8年10月1日〜) | |
経 歴: | 昭和47年5月 | 遠洋水産研究所 底魚海獣資源部 |
昭和54年10月 | 海洋水産資源開発センター 開発部 | |
昭和58年10月 | 遠洋水産研究所 浮魚資源部 | |
平成3年4月 | 水産庁研究課 研究管理官 | |
平成6年4月 | 中央水産研究所 内水面利用部長 | |
出 身: | 東京都 | |
趣 味: | 園芸、国際文通、ジャズダンス、ピアノ、家事 |
平成8年10月1日付けで中央水産研究所内水面利用部(長野県上田市)から配置換になりました。着任前は八戸とはどんなに寒いところかと思っていましたが、今こうして真冬を過ごしてみると思ったほどでもなく、前任地の上田市より若干暖かいというところでしょうか。海洋物理の専門家によると、それは津軽暖流が八戸沖を流れていて、海面水温が真冬でも8℃ぐらいあるからとのこと。なるほど海の力は大きいものと改めて感心しているところです。
さて、平成5年度から積み上げられてきた水産研究将来方向、6年度に定められた研究基本計画、今年度に行われた研究レビューから、東北水研の資源研究分野の重点推進方向の一つが水産資源の生物特性と変動機構の解明を基礎として生物学的許容漁獲量の推定など資源管理の研究を強化することにあることが明らかです。この方針に従い、私も支所の研究をこの方向に向かって進めたいと考えています。
八戸支所に来て感じるのは、研究者の人数が非常に少ないため研究上の話題がせまい範囲に限られやすいという点です。ほとんど毎週行っているセミナーでも支所の研究者が順番に話題提供するので、異なった分野の話はなかなか聞けません。なるべく外部の研究者を呼んできて話をしてもらうように心がけているのですが、それでも限界があります。このようなことから、研究所をまとめて大きくしようとする水産庁研究所の現在の方針の意味をこのごろ肌をもって感じているところです。
水産研究所に入ってから今までに、遠洋と内水面にかかわってきましたが、今回の配置換で沿岸・沖合を担当することになりました。これで水産が行われる水域の全部に係わることができたということであり、幸運なことと思っています。現在は、国連海洋法条約に対応するとともに、水産庁研究所の組織改編を成功させようという大変重要な時期です。皆様と力を合わせて仕事を進めて行きたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
最近、テニスを始めました。なんとか上達して夏の水研テニス大会に出場したいと思っています。また、スキーも33年ぶりに再開しようと思っていますので、皆さん、スキーに行く計画があったら声をかけてください。