前稿では、本船の特徴を説明させていただきましたが、今回は、本船の実施可能な調査観測の全体像、運航に必要な搭載機器の取り扱い、各種機関モードの使い分け、調査観測機器の取り扱い、人員配置等について、計画から実際までの状況について概説します。ここでは船としての法律、規則上の構造、設備等については触れないことにし、業務に関する設備、機能等の説明をさせていただきます。なお、別稿において、本船の各担当者から、実際の運航に関係する詳細な報告と率直な意見を併せ掲載させて頂きます。
ALC(Automatic Load Control) | 主機関への燃料供給量を計測しつつ、負荷が増大するとコンピュータ制御によりCPP翼角を下げる機能。 |
ASC(Automatic Speed Control) | 航海情報表示装置から送られてくる船速信号と、ダイヤルで設定した船速値との偏差を検出して、コンピュータ制御により主機回転数を変化させる機能。 |