三浦正光


 東北水研庶務課では異色の新人だった私も4年目にして転任の欄に姿を現すことになりました。
 今でこそ10年もいるような顔をしていますが、来た当時はまず自分の机など持ったことのない仕事をしてきたせいか落ちつかず、特に机向かいの会計さんの電卓さばきの早さにえらく緊張してたのが思い浮かびます。
 水産研究所の存在すら知らずにやってきた私ですが北海道人特有?のひとなつっこさと昆布漁師のせがれという事も手伝って各研究室の皆さんにあれは?これは?の質問で貴重な時間を拝借し、お茶までいただくふとどき者であったことをお詫び致します。
 お陰様で研修期間の2年が過ぎてなんとかスタート出来たのはその「お茶」のおかげであることも確かで、ただちょっと体育会系での天気予報話の割合が多かったかな?と思う節もありましたが用度係を担当することになって水研ならではの契約や物品類を取扱い、水研内での視野が広まったことや、手探りでしたが予算決算のパソコンによる帳簿化等に時間を費やせたことが今後なにかと役立ちそうな大きな収穫でした。
 また、それを優しく見守り協力してくれた庶務課の皆さんに心よりお礼申し上げます。庶務課内の仙台弁が違和感なく聞こえ始めた頃に去ることになりましたが文字どおり塩釜は私にとって第二のふるさとになると思います。
 そして最後にスポーツを通じての「勝って美酒」は最高に旨かった!テニス・ゴルフ・サッカーetc...etc...またどこかで皆さんと騒げることを楽しみにしています。
北海道区水産研究所庶務課会計係長

Masamitsu Miura

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