鈴木智之



 南国土佐から春まだ浅いみちのくは宮城野の地に参上し、25年振りに落着いて眺める景観が大きく変貌しているのに気付きました。まず観光松島への玄関として塩釜市ではJR仙石線の高架、道路の拡張・整備に伴って都市化が進み、表通りには昔の漁港の面影が無く、それに代わって東北水研所在の水産加工団地では埋め立て造成地の地盤沈下による廃・下水と加工場からの悪臭が横溢していました。次に南西水研高知の新庁舎で1年過した所為か、東北水研の庁舎・施設の老朽化がかなり進んでいるように見えました。只今若々しく活力ある職員の方々と共に、世界でも有数の好漁場が形成される重要且つ広大な東北海域と増大する研究需要に対処するため、従前にも増して他部門はもとより、各方面の方々との密接な連携を保ちつつ、海洋環境部自身の機能を発揮して行きたいと念じております。今後ともよろしく御叱正の程お願い致します。
海洋環境部長

Tomoyuki Suzuki

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