わかたか丸に来て

大久保孝雄



 4月1日付けをもって東北区水産研究所「わかたか丸」に異動を命ぜられ、4年間居た南西海区水産研究所「しらふじ丸」を後にしました。
 私は岩手県宮古市の産まれでありますので、田舎に近くなったことについて、とても嬉しく思っています。以前、広島に居たときに比べますと宮古までの帰省時間が13時間かかったのに対して、八戸からは3時間半で帰れます。又、交通費も関しても、かなり少なくてすみます。もう一つ便利なことがあります。ずうずう弁が通用するということです。以前は人との対話のときは良く“ことば”を選んで話したものでしたが、こちらに来てからは“ことば”を選ぶことが少なくなりました。ましてや標準語というものを忘れてしまったような気持ちさえします。
 根からの田舎者である私は、4年間もかけて標準語をマスターしたのに、こちらに来てからわずか数日でずうずう弁をマスターしてしまいました。
 こんな田舎者ではありますが、皆さんこれからもよろしくお願い致します。
わかたか丸甲板員

Takao Ookubo
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