編集後記
隔靴掻痒。海の魚の量を知りたいとき、いつもそう思う。種苗放流や魚礁の効果が
問われているが、それを測ろうとするとことさらその思いがつのる。薮の中、手応えのある数字は
つかめない。たぶん、一筋縄ではだめなのだ。二筋三筋に分けてからめ取り、あとから一本に
より合せる工夫が要るのではないか。窓の外の松島は、冬極まって春近しの気配。高い空に鳶が舞い、
低い空に鳥が乱れている。今回の刊行委員は浅野、工藤、谷口、渡辺の各氏でした。
(倉田)
kiren@myg.affrc.go.jp
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