離任の挨拶

堀田秀之



 各地で雪の便りが聞かれるようになりました。世の中、円高不況で総出直し時代を迎えて います。水産界も200海里時代で厳しさを増してきている情勢となっている時節に、突然30年に 亘る試験研究機関の勤務を東北区水産研究所で終止符を打たせていただきました。勤務した各地で、 皆さんの温かい御指導と御支援によって、楽しくいろいろな仕事をさせていただきました。衷心より有難く厚くお礼申し上げます。幸いなことに、 全国各地に数多くの知己が得られ御交誼をいただいております。これも皆様の御厚情の賜と重ねて お礼申し上げます。不確実性の時に生活様式を変えることについて、先輩ならびに同僚各位から 種々助言をいただきましたが、清水の舞台から飛びおりる思い出いで日本エヌ・ユー・エス株式 会社に転勤いたしました。これからは今よりも一層皆様にお世話様になりますので何卒よろしく お願い申し上げます。
 次に新しい職場の日本エヌ・ユー・エス株式会社(略称JANUS)について紹介させて いただきます。
 昭和46年、アメリカのNUS CORPOATION と日揮株式会社との合併会社として設立されました。 業務は大別して、原子力・火力発電をはじめとするエネルギー全般に関する技術コンサルテイング、 エンジニアリングサービス部門と開発計画が地域環境に与える影響を明らかにし、開発行為と環境 保全との調和を計るなど環境コンサルテイング・サービス部門とであります。
私が関係している環境コンサルテイング・サービス部門は次の業務を担当しています。
(1)環境コンサルテイング・サービス
総合環境アセスメント
環境事前調査と評価
環境モニタリング
(2)漁業関係コンサルテイング・サービス
漁場設計・造成に関する技術サービス
温排水利用に関する技術サービス
海産物、海産魚卵・稚仔・プランクトンに係る実験技術サービス
(3)生物試験に関する技術開発とサービス
環境水の低濃度有害物質や不明毒物の検査に、生物試験法と死因判定法を導入した毒性判定の手法の技術開発と環境診断サービス
(4)海外の環境問題と公害防止技術に関する情報サービス

 これらの中には色々と未解決の問題がありますので、その解決に際して、皆様の御指導を切にお願いいたします。
前 企画連絡室長

Hideyuki Hotta

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