YHPパーソナルコンピューター(9830B)

八百正和


 昭和51年度機械整備費によって卓上電子計算機が購入された。価格 810万円
 本機はFORTRANに似たBASICを使用する電卓で,写真構成のように入出力機器の整備によって,超ミニコンピューターとなった。ペーパーテープパンチャー,ペーパーテープリーダーは通常電子計算機との間での情報交換に必要欠くべからずの意味が大きい。本体の内蔵カセットと外部カセットデッキ1台により,入出力はカセットテープで済ますことができる。最少限必要なデーターをプロテングライターにより,図形では]軸1/120吋,Y軸1/96吋の精度で,表は132字/行 6行/吋で打出し可能である。電卓だけに操作が簡単で,専門オペレーターの不要が利点である。しかし既成プログラムの少ないことから,残念ながら自作する必要がある。リストのプログラムによれば,項目の数およびその番号をキーボードから入力すること,一本のカセットテープの中のデーターはこれに従ってソートされる。問題は2本のカセットテープのマージであるが,このプログラムを発展することで可能であろう。
(資源部第2研究室)

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