八戸支所庁舎沿革


 老朽化と狭隘化のため、かねてより新築が望まれていた、東北水研八戸支所の庁舎と附属施設が、3月26日に完成し、4月14日から新庁舎で業務を始めました。
 以下、新庁舎・施設と八戸支所の沿革の概要を紹介します。        
1)新庁舎施設槻要
工事概要設計建設省東北地方建設局営繕部
監理建設省東北地方建設局
青森営繕工事々務所
施 工建築小幡建設工業株式会社
電気日電株式会社
設備有限会社八戸設備工業所
敷地面積2,296.38平方メートル
建築面積425.14平方メートル
建物規模庁舎:鉄筋コンクリート2階建(延 638.40平方メートル)
倉庫:コンクリートブロック平屋建(延 98.57平方メートル)
ポンプ室:コンクリートブロック平屋建(延 7.37平方メートル)
車庫:木造トタン張雑屋建(移設)(延 23.15平方メートル)
附属施設揚艇用スリップウエー(延長 34m)
魚類飼育実験水槽(移設)(容積 9立方メートル)
総工費41,534,000円
工 期自 昭和45年10月
至 昭和46年3月
2)沿革及び業務内容の概要
昭和22年農林省水産試験場宮古臨時試験地設置。
東北・北海道太平洋沿岸近海底魚資源研究開始、同時に底曳網の改良研究を行う。
昭和24年水産庁設置。
農林省水産試験場廃止。
8海区水産研究所設置に伴ない、東海区水産研究所宮古臨時試験地となる。
昭和25年宮古臨時試験地廃止。
東北区水産研究所八戸支所設置。底魚資源研究の強化発展。
同時に底曳網の改良・深海漁場の開発・底曳網の網目規制・禁止区域禁止期間の再検討・底魚漁場環境・産卵発生等の研究を行う。
昭和28年スルメイカ資源研究に着手。
昭和31年サバ資源研究に着手。
昭和38年業務再編成・底魚資源研究を縮少し、浮魚類(特にサバ・スルメイカ資源研究を拡大。)
昭和39年サバ漁海況予報研究開始。
昭和40年スルメイカ漁海況予報研究開始。
昭和39〜41年冷水塊の水産資源の分布・消長に関する特別研究に参加。
昭和42〜44年スルメイカ漁海況予報精度向上のための資源変動機構に関する特別研究に参加。
この間、スケトウタラ・ババガレイ・キチヂ・サバ・スルメイカ等の資源・回遊・年令・成長・再生産・漁況予報等についての多くの研究が行われた。
昭和46〜スケトウタラ資源の系統群の解明に関する特別研究に参加。

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