昭和44年度サンマ資源全国調査計画作成会議


1 日 時 昭和44年5月13目・14日
2 場 所 東北区水産研究所会議室
3 参加機関
 水産庁(研一,漁業調整課),北水研,東北水研,北海道釧路水試,青森,岩手,宮城,福島,茨城,千葉,神奈川,静岡の各県水試,函館,宮古,大島,徳島の各水産高校,北大(水産),東北大(農),漁場知識普及会,全漁連漁海況センター,全サンマ,日水の各民間団体
4 議 事
 本年度より我々が多年念願していた,回遊の実体,殊に沖合資源と来遊資源との関係を明らかにする為の調査費が,こゝ数年に亘るサンマ漁獲の激減とソ連船の進出によるサンマ資源への不安感,更に本資源に対するソ連との国際協同調査等の問題が起こり,予算獲得の為には有利な条件にはなつて来たが,行政側及び業界側の双方よりの深い理解と御尽力により「日本周辺の沖合漁業資源の調査に必要な経費」として約1,300万円の予算が組まれ,4月下旬より第1年度の調査が開始されることになった。
 この調査は水産庁の調査船によって行なわれるので,これと従来から行なわれている道・県水試及び水産高校等の調査船による調査とをより有効適切に組合わせ,調査研究を充実発展せしめる様協議,決定した。議題は下記の通りであるが,沖合(150°〜160°E)の資源を主対象とする水産庁の官船による調査とを有効に結びつけられる様,実質的には全国調査計画要綱の一環として取り上げて協議決定した。

議題
第1部全国調査計画要綱の決定(第1日目:5月13日)
(1)計画案の説明
(2)質疑,討論,決定
(3)その他関連事項
第2部調査計画
(1)海上調査関係
a各調査船の配置について
b調査内容の具体的協議
c船間連絡,その他
(2)陸上調査関係(第2目目:5月14日)
a定形調査の実施方法
b系統群,年令,成長の調査
c生理,生態の調査
(3)その他


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