平成２１年３月２〜１４日に平成２０年度若鷹丸第９次航海を実施しました。
　この航海はプロジェクト地球温暖化研究、プロジェクト生物大発生研究、そして混合域漁場環境調査を兼ねています。
　これらの研究のため、CTD・ADCP・採水観測、ノルパックネット観測を行うとともに、オキアミ採集のためのボンゴネット観測を行いました。採水は塩分、溶存酸素、栄養塩、クロロフィル、バクテリアおよびピコ植物プランクトンを対象としました。ＣＴＤおよびＡＤＣＰは親潮の流量および流動構造を把握するために行いました。また、表層および中層における水塊の変質過程を調べるために、中層フロートを投入しました。同時に水平的に微細な構造を把握するために水中グライダー観測を実施しました。さらに植物プランクトン基礎生産の把握のため培養実験を行いました。

グライダー投入スタンバイ。 バランス調整中	グライダー投入	CTD観測前、各センサーチェック 及び採水ボトルセット	CTD観測開始。 水面まで下降中
NORPAC観測、揚収作業中	研究員によるサンプル採集作業	若鷹丸とグライダー。 回収前の浮上状況	グライダー船内揚集後、 研究室へ運搬中