独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
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3/1〜3/14 若鷹丸 平成19年度 第10次航海 3/1(土) 11時 出港 3/14(金)無事帰港

 (独)水産総合研究センター所属の漁業調査船「若鷹丸」は、3/1〜3/14の予定で、東北沖合域を調査海域として 「親潮・混合域低次生態系モニタリング並びに混合域漁場環境調査」 を行っています。

本調査は、親潮・混合域における海洋構造・低次生態系構造の変動を把握するため、 A-line(北海道厚岸沖から南東方向に設定された観測線)および北緯38度線におけるモニタリングを 行うことを目的としています。

この成果は、農林水産技術会議委託プロ研「地球温暖化」・「生物大発生」、 科研費「複数トレーサー解析による混合水域中層の起源水成分の分布と変動の解明」・ 「直接現場観測による黒潮続流前線・亜寒帯前線間海域の混合層形成過程の実態解明」・ 「珪藻鍵種の動態追跡による親潮域春季ブルーム形成機構の解明」 に反映されます。


 担当は、東北区水産研究所 混合域海洋環境部です。  ※写真をクリックすると拡大します。

水産総合研究センター所属
漁業調査船「若鷹丸」692トン
水中グライダー
正常に作動するか最終確認
を行う。毎日浮上するよう
プログラミング。
水中を自動航行しながら、水温、
塩分、溶存酸素、クロロフィル
の測定を行う。得られたデータは
人工衛星を通じて送信される。
CTDとニスキン採水器
CTDで海水中の水温・
塩分・深度等を測定。

取り付けられた24本の
ニスキン採水器で、
海中各層から深度を
変えて海水を採取。
上部にある切り離し
装置の作動確認
ボンゴネット
オキアミ等の中型
プランクトン
を定量的に採集。
第10次航海の調査
スタッフ:3/1(土)11時
に塩釜港出港。三陸
沖合は海上強風警報
2月のドック整備後の
初航海となります。天候
に恵まれ、乗組員の安全、
順調な調査を祈っています。

3/14帰港時の写真
3/14 無事帰港した若鷹丸:着岸時は
特に慎重で少しずつ岸壁に寄せていく。
航海後:積み荷の降ろし作業
機材やサンプル等を運ぶ。
船戸船長と關所長
本年度最後の航海 お疲れ様でした。