独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
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平成19年度 若鷹丸ドック 1/16〜2/7 2/14終了


 (独)水産総合研究センター所属の漁業調査船「若鷹丸」は、平成20年1月16日〜2月7日まで23日間の予定で、石巻市にある造船所に修繕のためドック入りしています。
    

 船も人間と同じように歳をとり、度重なる航海で船体、機関、観測機器やウィンチ、クレーンなど船は少しずつ劣化しますが、 普段から航海の合間に行われる乗組員の地道なメンテナンスに加え、定期的な法定検査や整備(私達なら人間ドックや医者で治療すること) により船の健康が保たれています。

 若鷹丸は航海計画の関係で、毎年冬場に修繕ドックを行いますが、真冬の厳しい環境の中で乗組員が可能な範囲で 自ら修繕作業に当たることにより経費節減の努力をしています。

 研究のための調査航海を行う上で、乗組員の命を守り船の安全航行には欠かせないドック。 平成19年度も残すところあと1航海です。3月のA-line 調査も無事航行できるよう整備が進められています。

若鷹丸ドライアップ
【以下は、塩釜港出港〜ドック入りの様子です。写真をクリックすると拡大します。】

水産総合研究センター
所属 漁業調査船
「若鷹丸」692トン
塩釜港を出港の際、
見送りの職員が
綱放し等を行う
船体の傷みも激しく
安全航行と船齢を延長
するために修繕必要
統合管制室(ブリッジ)の航海
区画:前方の障害物等を確認
しながらコースラインを航行
ブリッジの機関制御区画から
エンジンや推進器、発電機
等の動作確認を行う
狭い機関室(船底)
安全のため機関員が
異常の有無を見回る
船首楼甲板で係船
索を巻き取る作業
船楼甲板でも、厳しい
寒風の中、外作業
着岸の指示を出すため、若鷹丸
と並走するタグボートから造船
所職員が乗り込む。
造船所岸壁が
近づいてきた。
着岸後、造船所の
職工さん達が乗り
込み養生などの準備
着岸後も、入港手続き
などブリッジでの
作業は続く。
造船所内宿泊施設
兼厨房付休憩室
乗組員の食事は
司厨員がつくる。
食材仕入れも一苦労
ドックの工程会議で、造船所と
作業工程や分担を打ち合わせ