独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
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7/11〜7/26 若鷹丸 平成19年度 第5次航海 New!! 7/11(水) 15時 塩釜港出港 7/24終了

 水産総合研究センター所属 漁業調査船「若鷹丸」は、7/11〜7/26の期間に、東北沖合域 を調査海域として 「親潮・混合域低次生態系モニタリング並びに混合域漁場環境調査」 を行っています。

 本調査は、昨年7月に海中へ設置した係留系の回収及び再設置により親潮の流量変動を明らかにすること、 海洋環境調査により混合域における低次生態系構造の変動をモニタリングすることを目的としています。

 これらの研究は、水産庁委託事業「資源評価調査」、農林水産技術会議「地球温暖化プロジェクト研究」の一環です。

 担当は、東北区水産研究所 混合域海洋環境部です。  ※写真をクリックすると拡大します。

水産総合研究センター所属
漁業調査船「若鷹丸」692トン
調査員と乗組員との打ち合わせ
出港前に毎回行われ、調査の効率化と
安全確保には欠かせない。
係留系の一番下につけるおもり、1個600kg。
海底に設置して係留系を支えるために使う。
水中切離装置(おもりの直上で係留系と接続)
超音波の信号を船上から送るとおもりだけ
海底に残して係留系を回収できる。
縦横とも1m以上ある大きなコンテナ
回収した係留系のロープは2000mもあり
コンテナ1個にロープを200mずつ入れる。
CTDと採水器
CTDで海水中の水温・塩分・深度を測定
採水器で海中各層から海水を採取、実験室で測定
ボンゴネットのフレーム
高速で曳網するのでフレームは
強固に作られていて、オキアミ等
の中型プランクトンを定量的に
採集可能
第5次航海の調査スタッフ
(調査員と共同研究者)

7/11(水)15時に塩釜港を出港した。
台風の影響で、あいにくの雨模様。
1月のドック終了から半年たつ若鷹丸。
度重なる航海により、若鷹丸の船尾や甲板、クレーンなど
船体は少しずつ劣化してくるが、航海の合間に行われる
乗組員の地道なメンテナンスにより、船は次のドックまで
安全航行を行うことができる。