麻痺性貝毒の簡易検出・同定に係る研修会開催について

 平成29年11月21日に、東北区水産研究所塩釜庁舎会議室で「麻痺性貝毒の簡易検出・同定に係る研修会」が開催されました。本研修会は東日本大震災後に顕在化した貝毒の発生に対応するため、関係県からの強い要望に応じて瀬戸内海区水産研究所、中央水産研究所、日水製薬(株)、東北大学、及び大阪府の専門家に協力を頂きながら開催されたものです。  北海道、岩手県、宮城県、新潟県の試験研究機関と(一財)日本食品検査から合計10名の研修生が参加し、麻痺性貝毒プランクトンの種類を遺伝子から同定する技術と貝毒簡易検査キットの習得を行いました。  習得された技術が、今後、各機関での貝毒原因プランクトンのモニタリング手法の高度化、効率化に活かされていくことを期待します。

研修会の様子