平成23年度 東北区水産研究所成果報告会

平成23年度 東北区水産研究所成果報告会「東日本大震災の漁業への影響と今後の調査研究」の概要報告です。

日 時平成24年2月18日 13:30〜15:30
場 所TKPガーデンシティ仙台 ホールA-2
参加者60名(当所職員を含む)
次 第1.挨拶(所長)
2.東北沖合域・仙台湾の漁場環境及び漁業資源への影響(資源海洋部長)
要旨(PDF) 説明資料(PDF)
3.三陸沿岸の養殖業及び漁業資源への影響(資源生産部長)
要旨(PDF) 説明資料(PDF)
4.宮古湾の漁場環境及び漁業資源への影響(資源増殖グループ長)
要旨(PDF) 説明資料(PDF)
5.パネルディスカッション
パネラー:吾妻行雄氏(東北大学)、松宮隆志氏(青森県産業技術センター)、沼倉優子氏(みやぎ生活協同組合)、船渡隆平氏(宮城県漁業協同組合)、暮松進亮氏(みなと山口合同新聞社)、平井光行(東北区水産研究所)

 東北区水産研究所は、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による大津波が水産資源や海洋環境、 沿岸漁場や養殖場の漁場環境に及ぼした影響の把握に取り組んできました。

成果報告会の様子1


 それらの結果について、平成24年2月18日、仙台市内で成果報告会を開催し、ご参集いただだいた漁業関係者、 行政担当者、研究者及び一般市民など約60名の皆様に、漁業資源を軸として東北沖合域・仙台湾の漁場環境、三陸沿岸の養殖業、 宮古湾の漁場環境への影響についてご報告するとともに、今後取り組むべき業務についてのご意見をいただきたきました。

成果報告会の様子2  質疑では、貝毒プランクトン・シストの密度が大きかったことの理由、地盤沈下や底質の変化がアマモ場の回復に及ぼす影響などに ついての質問があり、それぞれ山田資源海洋部長、桑田資源生産部長、青野資源増殖グループ長がお答えしました。
 また、パネル・ディスカッションでは、各パネラーが試験研究、消費者、水産関係者、報道の立場から、調査結果を正確にかつ迅速に 漁業関係者に伝えることとアワビ、カキ、サケ等の魚介類が増えるような技術支援に取り組んでほしいとの要望が示されました。