しおがまサマースクール 浦戸合宿で自然観察

 奥村主任研究員と岡崎主任研究員が、塩竈市主催の『しおがまサマースクール』浦戸合宿にて、小学校4年生の子どもたちと自然観察の活動を行いました。

日時・担当:
  平成22年7月26日(月) 奥村 裕(海区産業研究室)
  平成22年7月27日(火) 岡崎雄二(高次生産研究室)
場所: 塩竈市浦戸諸島開発総合センター(宮城県塩釜市浦戸野々島)
会場の様子

会場の様子


7/26 植物の色を分けてみよう(薄層クロマトグラフィーによる色素分離)
 浦戸でとれた海藻を使い、色素を取り出す作業をしました。この緑色の色素にブラックライトを当てて赤く光ることを観察したり、特殊なガラスプレートに海藻の色素やマジックをしみこませ、色がゆっくりわかれる様子も観察しました。

海藻を選ぶ。
海藻を運ぶ
乳鉢の中で、海藻をすりつぶす。
乳鉢の中で、海藻をすりつぶす
色素を取り出す。
色素を取り出す
ブラックライトに当てると緑色が赤く見えた。
ブラックライトに当てると
緑色が赤く見えた
色がゆっくりわかれる様子も観察。
色がゆっくり分かれる
様子も観察
下から上にむかって色がわかれている。
下から上に向かって
色が分かれている


7/27 チリメン・モンスター(シラスのソーティング)
 チリメンモンスターを使って海に生息する魚や生き物の子供について分類体験を行いました。実習では、普段なかなかお目にかかれない海の魚や生き物の子供たちがたくさん見つかり、児童のみんなも海の生き物の不思議さを感じ取ってくれたのではと思います。

シラスを分類してみよう。
シラスを分類してみよう
色々な種類がいます。
色々な種類がいます
めずらしい魚の子どもに真剣。
めずらしい魚の子どもに真剣
ルーペ(虫めがね)でみてみる。
ルーペ(虫めがね)でみてみる
これは何ですか?チョウチョウウオの仲間かな。
これは何ですか?
チョウチョウウオの仲間かな
顕微鏡で拡大して観察する。
顕微鏡で拡大して観察する
子ども達は、自分の手で植物の色素を取りだして、色素の蛍光や分離する様子を観察したり、海の中にいる魚や生き物を子どもを分類して、観察することを通して、自然を身近に感じることができたのではないでしょうか?

※ 浦戸合宿の様子は、 広報しおがま 9月号 6頁【PDF 928KB 塩竈市から提供】 に詳しく掲載されています。

水研センターでは、成果の普及と国民との双方向コミュニーケーションを図っており、今後も研修や講演等を通して、漁業者や関係機関の方々と連携を図ってまいります。