我が青春の想い出

佐藤幸一


 今を去ること40数年前昭和30年の春まだ浅き4月、まだ見ぬ新しい職場に不安と希望をもって、初めての赴任をした当時を今でも鮮明に思い出されます。幸いにも良き上司と同僚に恵まれ、以来44年までの十数年間を過ごし、その間良き伴侶を得、子供も2人生まれ、今では四十路の女、三十路の男となりそれぞれに家庭をもって幸せに暮らしています。
 その頃の東北水研はまだ戦後の混乱期から抜け出したばかりでして、予算面、施設面でも不自由を強いられていた時代でして、夏は手動扇風機、冬は亜炭を燃料としたダルマ型ストーブ、計算は手回しのタイガー計算機や算盤(そろばん)が巾をきかし、複写機などはなくガリ版印刷でインクで手を真っ黒にしてのコピーでした。そのような環境のなかでしたが、人と人との繋がりは強く温かく、当時の青年部の活動は活発でして、夏は馬放島でのキャンプファイヤー、山形県長井市のアヤメ祭りへの旅行、冬は蔵王でのスキー等当時の写真を見て懐かしい青年時代を思い出しています。木村初代所長を囲んでの旧庁舎前記念スナップを見ますと、既に故人となられた方もあり年月の経過を感じさせしみじみとした感傷に浸っています。
 来年古稀を迎える年になりましたが、幸いにも健康に恵まれ、現在は外孫(小6男・小4女)2名と内孫(幼児)に囲まれ好々爺として幸せな毎日を過ごしております。
(元 庶務課)

Koichi Sato

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