あとがき


 今年は西暦1999年、世紀末の年である。来年の2000年はミレアムの年である。さらに、1年もすれば、21世紀が始まる。ヒトは、西暦が開始されてから、2000年生きてきたことになる。さらに、2000年経てばどんな時代になっていることだろう。想像のつかない世界である。
 1999年9月5日(日)、ホテルグランドパレス塩釜において、東北区水産研究所50周年記念式典が執り行われた。1949(昭和24)年6月1日に水産庁設置法の一部改正により農林省水産試験場は改組され、八海区水産研究所が発足し、東北区水産研究所は宮城県塩釜市に設立された。今年が1999年であるから、設立から丁度50年が経過したこととなる。この間、多くのことがなされた。例えば、本誌特別号にOBから投稿された三十数編の文章の題目を見ただけでも、さまざまな事柄が行われたことが実に良く分かる。この様に、50年と言う期間は、違和感無く肌で感じ取ることができる。ところが、1000年前、2000年後となると、どうも肌で感じ取るわけにはいかなくなる。しかしながら、10年、50年・・の積み重ねが、100年、500年・・・と言う年輪を形成する。このように考えると、何となく1000年前、2000年後の世界と相つながる連続線上を歩いているような感じを受ける。となると、現在生きていることが、そのまま未来を意味するのであろうか。
 1999年に東北区水産研究所は50周年を迎えた。水産研究史の1ページを飾るには丁度良い節目となったのであろう。
(企画連絡科長 手島和之)

Kazuyuki Teshima

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