種市敏彦


 4月1日付で瀬戸内海漁業調整事務所白鷺から、わかたか丸に配置換となりました。
 出身は八戸です。ウミネコの繁殖地で知られる蕪島の岸壁に着いている本船は学生時代から知っていましたが、水産庁所属の調査船であり、実際勤務することになろうとは思いもしませんでした。
 入庁2年目で本船配属となり数年間お世話になったあと、今回再びの配属となりました。
 わかたか丸時代には、船体の3メートル延長工事を行い、今まで蛇行しながら航行していた船が大幅に改善され乗り心地も良くなったということを経験し、また大韓機撃墜事件で捜索活動に参加しオホーツクの海まで行ったことがなつかしく思い出されます。
 その後照洋丸、東光丸、開洋丸と転船になりましたが特に開洋丸の建造において艤装に関わることができ貴重な体験を得ることができました。また瀬戸内海では様々な漁業を身近に見ることができました。
 今回7年ぶりのわかたか丸ですが乗組員の大半の方々とは見識もあり、公私にわたり安心しています。
 八戸生まれということで寒さには慣れているつもりでしたが着任時の4月の寒さには少々こたえました。2度目となりましたがこれからは心機一転して安全航海を心がけながら頑張りたいと思います。乗組員の皆様や水研の皆様のご協力とご指導をよろしくお願いいたします。

(わかたか丸機関長)

Toshihiko Taneichi

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