田中 實



 4月の異動で日本海区水研から東北水研に配置換えになり、早5カ月が経過しました。日水研では、底魚、バイオマス、人工魚礁等の研究を担当していました。
 東北海区は、黒潮と親潮が複雑に混合している海域で、プランクトンなどの基礎生産も高く、カツオ・マグロなどの高度回遊性魚類やサンマ・マイワシ・スルメイカなどの多獲性浮魚類の漁場としてばかりではなく、成長の場としても重要なところです。
 各国の200海里体制が定着し外国漁船排除の動きが強まる中で、東北海区のような生産性の高い漁場は内外から注目されているところで、生物水産及び漁獲変動機構の解明は大きな課題であると考えております。
 皆様方の温かい御指導御協力を得て、東北海区の漁業振興に役立ちたいと考えておりますので、今後とも御支援をお願いします。
資源管理部長

Minoru Tanaka

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