表紙写真の説明
昭和54年8月31日の大船渡港である。最奥部を東の空から撮している、。三陸リアス海岸のほぼ中央、大船渡湾が北上産地に切れこんだ奥に当り、天然の良港である。第3種漁港に指定されており防波堤480m、護岸2,096m、係留岸壁2,335m、泊地面積229,000平方メートルである。給油、給水、廃油処理施設のほか海上通信、造船施設なども完備している。大船渡市および細浦魚市場の水揚高は、昭和36年度の3.7万トン、12億円から昭和55年度の4.5万トン、56億円に発展した。主要な水揚魚は、さんま(26%)、いわし(25%)、さば(17%)、すけとうだら(6%)、するめいか(5%)、さけ・ます(3%)などである。昭和55年度には、地元・県内船と県外船の利用がほぼ半々であったが、最近は地元船の比率が上昇しつつある。前面の海上施設はカキ養殖筏である。
(倉田、写真:水産航空提供)
Hiroshi Kurata
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