編集後記


 東北水研ニュースも本号から若干衣替えをいたしました。
 うっとおしい梅雨の時期ですが、春からの低温と日照不足で、2年連続して農作物への影響が出ないように願いたいものです。待望の青い空と光る海の夏を迎え、この不安をふっとばしたいものです。しかしこの夏は北冷西暑型といわれるのが気にかかる。
 日ソ漁業暫定協定によって出漁できなくなった船もあり港町には重苦しい空気がただよっています。200海里漁業専管水域の新しい漁業時代を迎え、日本漁業の将来方向について検討が進められているが、食糧産業として再建を計る正念場の年。夏漁のカツオ、サバ、イワシ、ブリなどの来遊を期待して、この空気をとばしたいものです。
 ここ東北水研は、水産加工団地に隣接しており、これまで加工団地の廃水処理の悪臭に悩まされ続けてきた。一方処理施設も改善されてきた。本年になってから、北洋漁業の余波によって、余り部屋の香水のお世話になることは少なくなった。でもやはり研究環境は整備しておいた方がよい。
 このニュースはPR誌として、平易で内容のあるものにしたいと、委員一同ない知恵をしぼってきました。なかなかむつかしい仕事だと痛感しています。ともかく所員の皆さんから自由で積極的な協力をいただき、予定頁数を大巾に超過してしまい、嬉しい悲鳴をあげています。御協力を深く感謝すると共に今後も引き続きよろしくお願いします。皆さんのご批判や希望などをお寄せ下さい。より一層親しみのあるものにしたいと思います。
次号は12月発行の予定です。
ニュース委員:浅野象治、浅野政宏、武籐清一郎、谷口和也、三河正男、堀田秀之。

kiren@myg.affrc.go.jp

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