(独)水産総合研究センター所属の漁業調査船「若鷹丸」は、8/22〜8/29の期間に、北海道釧路沖を調査海域として 「音響・光学観測システム試験ならびにハダカイワシ類調査」 を行っています。
本調査の目的は、水産工学研究所で開発したJ-QUESTχ(注1)の海上試験を行い、至近距離から自然状態のハダカイワシ類の映像を得るとともに、より深いところにいるハダカイワシ類を
3日間連続的に観測し、物理環境と生物との関係を明らかにしたり、生きたサンプルを採集し、遊泳能力や酸素消費量の推定を行うことです。
(注1)
小型軽量魚探機とステレオ撮影可能な高感度TVカメラを組み合わせたシステム。さらに改良を重ね、
不可視照明(ハダカイワシ類に見えない、あるいは行動に影響を与えない照明システム)や、水深500m耐圧のスプリットビーム式送受波器も搭載。
これらの研究は、交付金プロ研「中深層性マイクロネクトン測定手法の開発」の一環です。
担当研究所は、水産工学研究所(水産情報工学部)、中央水産研究所(海洋生産部)です。
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