独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
トップページ >> 研究情報 >> 新着情報

9/11〜9/24 若鷹丸 平成19年度 第8次航海 9/11(火) 15時 塩釜港出港 9/24(月)帰港

 (独)水産総合研究センター所属の漁業調査船「若鷹丸」は、9/11〜9/24の期間に、東北沖合域を調査海域として 「北西太平洋における混合層変動調査および混合域漁場環境調査」 を行っています。

本調査は、海洋表層混合層の変動過程を調べるために、混合層係留システムを設置し、混合層の変動を通年連続観測し、 海洋構造を調べたり、またこのシステムと協調させて連続観測を行う新たな手法として水中グライダーの運用試験を行う ことを目的としています。

これらの研究は、交付金一般研究「北西太平洋の水産資源動態に影響を及ぼす表層水塊形成過程の解明」
科研費「直接現場観測による黒潮続流前線・亜寒帯前線間海域の混合層形成過程の実態解明」
技会委託プロ研「生物大発生」、水産庁委託事業「資源評価調査」の一環です。


 担当は、東北区水産研究所 混合域海洋環境部です。  ※写真をクリックすると拡大します。

水産総合研究センター所属
漁業調査船「若鷹丸」692トン
混合層係留システムの一部。海中に設置し、
海面下で上下しながら海洋観測を行う。
メモリーCTD
海水中の水温・塩分・深度を測定。
ADCPスフェアブイ
(係留システムの一部)
超音波による流速、流向の観測を行う。
ガラス玉ブイ(係留システムの一部)
高い水圧に耐えるガラス製の浮きで、
黄色いプラスチックカバーが付 けられている。
水中グライダー
水中を自動航行しながら、水温、塩分、
クロロフィルの測定を行う。得 られた
データは人工衛星を通じて送信される。
CTDとニスキン採水器
CTDで海水中の水温・塩分・深度を測定。
24本のニスキン採水器が取り付けられている。
ニスキン採水器
海中各層から深度を変えて
海水を採取する。
第8次航海の調査スタッフ
(右端が伊藤主席調査員)
9/11(火)15時に塩釜港を出港。天候晴れ。