平成9年度第1回 「モデル化及びデータ管理」分科会

      議 事 録

<日時、場所>
日時:平成9年10月14日  1400より1700まで
場所:水路部6階会議室

<出席者>
  遠藤(気象研)、金子(気象研)、石崎(気象研)、吉田(気象庁)
  佐々木(中央水研)、水野(遠洋水研)、深澤(東海大)、杉ノ原(東京大)
  須賀(東北大)、岩田(水路協会海洋情報究センター:略称MIRC 永田所長代理)
  長井(JODC)、寄高(水路部)、高芝(JODC)
オブザーバー:
    山中(気象研)、安田(気象研)
事務局:
   道田(海洋情報課補佐官)、三宅、中里、中村

<議事進行内容>
(開会)
(1)JODC所長 挨拶
(2)主査選任
   遠藤氏が主査に選任される
   遠藤主査 挨拶
(5)本プロジェクトの全体説明
   高芝から科技庁に代わり資料2を説明
(6)分科会の名称
   事務局案のとおり 「モデル化及びデータ管理」分科会と決定した
(7) 研究課題及び平成9年度の研究計画の説明
  各担当者より説明 (資料4及び各担当手持ち資料、OHP)
   1)深澤委員
   2)水野委員
   3)杉ノ原委員
   4)石崎委員
   5)須賀委員
   6)吉田委員
   7)高芝委員
   8)岩田(永田代理)委員
   9)金子委員
(8)その他 
 次回の開催予定は来年2、3月頃委員の都合により開催する

<討議事項>
(1) JODC、MIRCのデータ仕分けについて

遠藤主査:JODCとMIRCとのデータの仕分けはどうなっているか。
道田:データを収集し、データフォーマットの標準化を行い、1次的なQCを行い、
  そのデータをアーカイブしてCD-ROM等の成果物を作成すること及び委員会等
  の運営に関することはJODCの業務である。
   MIRCの業務はメタデータを収集し、統計値等にもとづく高度なQCを行うこ
  と及び高度なQC手法の開発等を行う。

(2)気象庁とJODCのデータベース( DB)の仕訳について

杉ノ原:気象庁とJODCとのDBの違いはどこか。
道田:気象庁は本プロジェクトで収集される標準化前のフローデータや観測者間
  の観測情報のやりとり等プレリミナルな情報をホームページ(以下HP)に掲
  載し、メンテナンスを行う。
   ただしこのメンテナンスは、非常に手間がかかり大変である。JODCとして
  はJGOFSその他で、それらの経験があり、協力は惜しまない。
   JODCはそれらの観測データのアーカイブを行うということで、吉田委員い
  かがでしょうか。
吉田:それで結構ですが、JMAのDBでは解析値などを扱いたい。

(3) ホームページについて

水野:本プロジェクトでの研究者間の情報交換を、インターネットを利用して行
  いたい。
   公の情報と例えば内輪だけのチャットルームのような。
   また、その管理はどうするか。
吉田:気象庁の運営するHPは、各研究者毎に数百メガ単位のワークスペースを確
  保する予定である。具体的には、まず本プロジェクトのHPがあって、その下
  に各研究課題毎のページを設けたい。
水野:各HPは、各課題毎に担当者が管理するのか、あるいはサーバ管理者の方が
  行うのか。
深澤:各研究者に何らかの強制を求める構成にすると、かえって活発な投稿等が
  行われなくなるので、すべきでない。
深澤:フローデータをHPに反映させるにはどうしたらよいか。
遠藤:インデックス情報のような画像情報は気象庁のHPに掲載し、数値等のデジ
  タルデータは従来どおりJODCでいかが?
深澤:スクリップス研究所のように同じ機関でインデックス情報と実データを持
  たせるべきだと思うが。
道田:どの機関で管理するかは、直接的な問題だけでなく、単に相互にリンクを
  張ればすむ問題である。
深澤:国際的な関係がいろいろあるが、外で紹介したことなどは、情報流通させ
  てほしい。
道田:HPでやればよい。

(4)データの利用制限について

道田:フローデータをそのまま使えるようにすべきかどうかが問題である。
   今回参加しているPIの間でそのような合意が得られれば、どんどん使用で
  きるようにすればよい。
深澤:PI制度のようなメンバー制のシステムで、フローデータを流通させればよ
  いのでは。
   QC後のデータについては、現行通り、一般にオープンにすればよい。
遠藤:QC前のデータについては、PIの責任でメンバー制のデイレクトリーに入れ、
  観測元またはPIのOKを取り付け利用するようにしたらいかがでしょうか。
    推進委員会、各分科会で検討してもらいたい。
深澤、佐々木:了解する。 
杉ノ原:QC後、JODCに提出する期限をもうけるべきだ。
深澤:期限を設けるとしたら、この分科会で決めて、研究推進委員会へ提案すべ
  きだ。
   次回の分科会へ持ち越せば?

(5)データリストについて

遠藤:各研究者が本プロジェクトで提出できるデータのリストを作成しHPに掲載
  したい。
吉田:データリストを作成し、分科会から研究推進委員会へ上げ、会議資料とし
  たら。
道田:データリストの作成に係わる作業は、吉田さんと事務局で調整する。

(6)WOCEワンタイム型の観測について

杉ノ原:本プロジェクトは、PIなどのWOCEワンタイム型の再観測が目玉なので是
   非実現してほしいが、状況は?
深澤:Reoccupationはするが、フル規格は難しい。
杉ノ原:せっかくWOCEでレベルアップしたのだから、前向きにやってほしい。