科学技術振興調整費
「北太平洋亜寒帯循環と気候変動に関する国際共同研究」
WG1(平成12年度第1回)議事録
 


日時:平成12918日(月)14:00-18:00

場所:海上保安庁水路部7階小会議室

出席者:道田(海洋研/主査)、吉田(気象庁)、鈴木(MIRC)、深澤(JAMSTEC)、稲掛(遠水研)、須賀(東北大)、渡辺(資環研)、羽角(CCSR)、倉賀野(気象研)、淡路(京都大)、渡邊(東北水研)、杉ノ原(CCSR)、古川(科技庁)、寄高(水路部)

 

主な議事:1期の成果概要、2期の目標及び今年度の予定と進捗状況

 

(冒頭)

道田:課題全体における位置づけを意識して研究を進めて欲しい。

 

(主な質疑応答)

1-1       表層水温変動(吉田/気象庁)

道田:SAGEが終わったらTRANSPACはどうなるのか?

吉田:特別な手当はなくなる。ARGOに期待している。

古川:観測フロンティアとの共同研究には含まれていないのか?

吉田:亜寒帯を特にやるという計画はない。

道田:来年度が終わる前に成果の提示を求められる可能性もあるので、意識して進めて欲しい。

 

1-2-1       漂流ブイ(寄高/水路部)

道田:データを収集する際、カナダの漂流ブイは100m深と深いのが多いので注意が必要。

 

1-2-2       ADCP(鈴木/MIRC)、吹送流(道田/海洋研)

深澤:ADCP-DAC/WOCEJODCは続けているのか?

道田:続けている。ただしRDで測定した分はハワイ大が処理しているが、データ交換している。

深澤:TRANSPACを実施している船にADCPはついていないのか?

吉田:ついていない。

深澤:0-100mのトランスポートを出せるか?

道田:ADCPデータだけだと難しいと思う。鉛直シアーは小さい?

深澤:ADCPデータを見る限り小さい。

 

1-3-1       中深層水塊(深澤/JAMSTEC

道田:3500m0.03℃の変化は有意か?

深澤:有意である。

杉ノ原:1992年の開洋丸による赤道航海における観測精度は?

渡邊:WHP精度を目指した。それ以降は赤道に沿った航海はない。

深澤:クロスポイントで見るしかない。

深澤:底層の塩分からは判断できない。C-14を判断材料にしたい。南太平洋でも同様に調べている。

道田:St.55付近の深層に達する変化は何測点分か?

深澤:3測点分ある。水温と塩分で補償しあって密度はあまり変化していない。

 

1-3-2表層・亜表層水塊(稲掛・渡邊/水研)

杉ノ原:なぜ135Wを北上したいのか?

渡邊:160W150Wのデータがあるので比較したい。

深澤:IOS/カナダが観測するかもしれない。

深澤:なぜ40Nを東進したいのか?

渡邊:中央モード水の形成域を観測したい。

 

1-3-2表層・亜表層水塊(須賀/東北大)

杉ノ原:新たに作成した冬季混合層気候値はWOA94とどのくらい違うのか?

須賀:混合層の厚さが最大6080m、密度が最大0.20.3シグマ違う。

淡路:混合層の定義を「海面密度+0.1シグマ」とした根拠は?

須賀:0.0750.125シグマ程度の範囲で敏感度を調べたが、各層観測の解像度を越えるほどの違いはなかったので、これを採用した。

深澤:密度の鉛直微分で定義することはできないか?

須賀:各層データなので難しい。海洋内部の海水分布との整合性を検討して、作成した混

合層気候値の妥当性をチェックした。

淡路:経年変化の情報を含めて欲しい。

道田:WOCEデータセットの次のバージョンが出るので使って欲しい。

 

1-4化学トレーサー(渡辺/資環研)

深澤:トレーサーを吸収している水の密度は変化していないのか? 下層からの水との混合は考えなくてよいのか?

渡辺:今後の課題である。

 

1-4診断モデル(杉ノ原/CCSR

深澤:淡水の収支は合っているのか?

杉ノ原:問題ない。分布の問題だけ。

 

(その他)

古川:大蔵への説明用資料を読んでみて欲しい。特にサブグループ間の連携を意識して欲しい。

道田:パンフを作った。合同分科会が11/20-22につくばである。WG1も開く。

 

(以上)

 


10/12推進委員会提出資料