科学技術振興調整費による総合研究

 「北太平洋亜寒帯循環と気候変動に関する国際共同研究」

 平成11年度第2回研究推進委員会 議事録

 

 

【日 時】 平成11年10月4日(月) 13時30分〜17時45分

【場  所】  科学技術庁第6会議室(通産別館9階)

 

【出席者】

委員長:杉ノ原

  員:宇治、遠藤、佐々木、安田、深澤、若土、柏井、石井、菱田

オブザーバー:杉本(気象庁)

事務局:平野(科学技術庁)、古川(科学技術庁)

 

【議  事】

 

(1) 開会

 

SAGEが始まって3年目ということで、中間評価が話題の中心となる、よろしく。(事務局)

 

(2) 研究推進委員会委員長あいさつ(杉ノ原)

 

最初に、SAGE立ち上げ当初からご尽力いただいた大谷先生がお亡くなりになった。黙とうを捧げたい。

(全員黙とう)

海洋学会シンポでは、当事者から直接話を聞くのが初めてだったが、計画は順調に進んでいるという

心証を得た。進展につれて、WG内のみならず、WG間のつながり、そしてSAGE全体での成果が重要となる。

今回作っていただいた評価資料もその役にたつものと思う。今後は、成果を中間評価で理解してもらう

ことが必要である。

 

(3) 事務局からの連絡(事務局)

(資料の確認)

 

(4) 議事(司会:委員長)

 

@ 前回議事録確認

 

(資料No.1に沿って、事務局から説明)

 

 全体討論で書かれているP13のrevisitについて気象庁と話をしたが、異動の関係で第U期のワンタイ

ムなみは無理と断られた。現在行っている165Eは頑張ってやる、とのことだった。(杉ノ原)

 

(若干の誤字修正等あり、他は特になし)

 

A 研究の進捗状況

 

 前回の推進委員会では進行状況についての話ができなかったので、各WGの進行状況について主査から

簡単に説明していただきたい。また、若土先生にオホーツクの観測の進行状況をお願いする。

 

(「亜寒帯観測研究分科会(WG1)」について、深澤主査より説明)

・この前の「みらい」の帰りに北海道沖の水汲みを行ったということだが、北海道沖の観測が欠けてい

る部分はなくなったということか。(杉ノ原)

・要素による、フロン等はまだ。(深澤)

 

(「循環系相互作用分科会(WG2)」について、安田主査より説明)

・ロシアの対応が今までより厳しくなり、ウルップ水道を横切るラインの観測ができなくなった。(安

田)

 

(「二酸化炭素の挙動分科会(WG3)」について、佐々木主査より説明)

 

(「モデル化及びデータ管理分科会(WG4)」について、遠藤主査より説明)

 

SAGEではないが、オホーツクの観測を実施している。今年は5年計画の2年目。ロシア船で、沿岸も含

めてなめるように徹底的に観測している。係留系も、今年は7個所、来年は19個所あげる予定。(若土)

・データポリシーはどうなっているか。(杉ノ原)

CTDデータ等はすぐオープン、その他は揚げてから1年程度でオープンと思う。(若土)

・間宮海峡の流量はおさえられるのか。(遠藤)

・浅いし、潮汐がほとんどではないか。(若土)

 

B 中間評価と第U期移行について

 

(資料の構成について、推進委員長より説明)

 

・研究評価概要と、補足の1〜4がある。その他、海洋科学ができ次第、評価WG委員に補足5として送る。

(杉ノ原)

・評価の丸をつけていないものがあるが … 。(杉ノ原)

・事務局で印刷し直しをする時に付け忘れたのかもしれない。(事務局)

・今週中に事務局で最終版を作れるようにする。コメント・修正等、明日中、どんなに遅くても明後日

昼までに杉ノ原まで送ること。なお、補足の2、3はよほどのことがない限り修正しない、他のはきちん

とみたい。(杉ノ原)

 

(研究評価概要:全体について、推進委員長より説明)

 

・まとめ方として、「第T期は観測を主体に進めた」という書きぶりにした。第U期では、観測結果の

解析、引き続きデータを取得、新たなデータの取得の3つを中心にした。(杉ノ原)

・評価の概要について、課題3に何も触れていないがよいか。(宇治)

・全てをかけないので絞った。他にもデータ管理のことなど、書いていないことがある。(杉ノ原)

WG毎の評価はしないで、全体についてだけ評価するのか.(石井)

WGごとにabcdの評価をすることは、考えていない。(事務局)

・ここで、「課題」とは、機関毎の研究1つ1つを指すのではなく、分科会で1つの「課題」という言葉

の使い方をしているのか。(深澤)

・今回は、「研究の概要・目標」に記述しているように、分科会1つで1つの「課題」という使い方をし

ている。(杉ノ原)

 

(研究評価概要:WG1について、深澤主査より説明)

 

・わかりやすい。(杉ノ原)

・成果の概要で、P1のデータについて淡々と記述しすぎでは。もっと強調した方がよい。(宇治)

・全体のところでは、成果の概要に「特筆に値する」という表現を使っているが、「成果の概要」はWG

1のように淡々と書いて、「評価の概要」でそういうことを記述した方がよい。(石井)

・各WGの部分は淡々と書いており、全体ではちょっと強調してみた。(杉ノ原)

 

(研究評価概要:WG2について、安田主査より説明)

 

・文章は、おおもとのものから長さを変えたり若干の修正を加えてある。(杉ノ原)

・「今後の考え方」には個別的な話がのっているが、まず第U期にWG全体としての方向性を書いて、そ

の後個別の話を記述した方がよい。(宇治)

・明日中に訂正して送ること。(杉ノ原)

 

(研究評価概要:WG3について、佐々木主査より説明)

 

・三陸沖の炭酸系物質の季節変動では、「解析された」とあるが、解析されたのなら何がわかったのか

書くべき。(杉ノ原)

・まだ解析中。(佐々木)

・それでは、「データを取得した」などの表現に変更すること。(杉ノ原)

・人類起源の二酸化炭素では、数字が一人歩きしないか。非常に多くの仮定の上で得られた数字だと解

釈している。(杉ノ原)

・数字はのせなくても構わない。(佐々木)

・値をのせるならよほどはっきりしている場合の方がよいのでは。(若土)

・やったことは評価できるが、数字が出ると一人歩きしやすい。明日までに修正を。(杉ノ原)

 

(研究評価概要:WG4について、遠藤主査より説明)

 

・データの管理と公開について「一層の充実が期待される」とあるが、何を一層充実するのか。(宇治)

・ポリシーにもとづいてよりきちんと実行する、という意味。修正する。(遠藤)

 

(研究評価概要のまとめ)

 

・各WGについては、淡々とかかれていると思う。全体の部分は、成果は「特筆に値」、評価は「画期的

な成果」「高く評価」と書き分けたつもり。(杉ノ原)

・先ほどの話と逆になるが、専門家以外の人もいることを考えると、出せる数字は具体的に出しておい

た方がいいように思う。(菱田)

・その数字を出してどのような意味があるのか。(杉ノ原)

・具体的な数字があった方が、素人の評価を受けやすいという印象がある。(菱田)

・評価WGは専門家ばかりだが、小委員会は違う。どちら向けで作るかで話が異なる。(安田)

・「中間評価の概要と今後のスケジュール」について、事務局より説明して欲しい。(杉ノ原)

 

(資料No.2に沿って、事務局より説明)

 

・第2回評価WGでは、「評価の概要及び今後の考え方」のみ修正して、小委員会用の資料を作成する。

「成果の概要」はみなさんが作ったものがそのまま小委員会へいく。(事務局)

・第U期では、全体目標への貢献がポイント。個人的な興味の部分が大きくても構わないが、必ず全体

目標に貢献すること。(事務局)

・小委員会では竹内先生が説明するということなので、具体的な数字は必要なら取り出せるようにして

おき、概要に記述することはない、ということか。(菱田)

・今のところ、P1 revisitに成功したこと、集中観測による件を中心にして、概要に数字を載せる必要

はないと思う。(杉ノ原)

・資料では、当事者にのみわかる言葉を使っていたりするが、手を入れていく。(杉ノ原)

 

(補足説明資料1-2:WG1について、深澤主査より説明)

 

NOPACCS等の用語は、日本語を加えること。(杉ノ原)

・括弧付きで日本語名をいれていく。正確な日本語を教えるので、事務局でよろしく。(深澤)

・図のキャプションは事務局で作ったものだが、間違いが多い。事務局で修正する。(事務局)

・実際の評価WGの説明では、もっと図を減らし、漫画を1枚入れるつもり。(深澤)

 

(補足説明資料1-2:WG2について、安田主査より説明)

 

・各課題についてバランスよくまとめているが、評価の説明では何が目立ったことかがもっとわかる方

がよい。(杉ノ原)

 

(補足説明資料1-2:WG3について、佐々木主査より説明)

 

Table 2をまったく引用していないのでは。(杉ノ原)

Table 2は重要。引用する形に作りかえる。(佐々木)

 

(補足説明資料1-2:WG4について、遠藤主査より説明)

 

・完成資料の前の版を送付してしまったようで申し訳ない。途中おかしなところがある。(遠藤)

・文中の「Levitus」は「WOA94」に統一した方がよいか。(事務局)

・文中のものはそうする。(遠藤)

・「○×グループ」という言い方は、他のWGとの統一もあり、削除すること。(杉ノ原)

 

・以上、修正したものを、できるだけ早く事務局へ提出すること。(杉ノ原)

・補足説明資料の2と3については、基本的にこのままとする。(杉ノ原)

 

(補足説明資料4について、推進委員長より説明)

 

・評価WGへの説明で、WG4は誰が説明するのか。(遠藤)

・遠藤さんにお願いする。(杉ノ原)

・第U期の1-(5)と2-(5)はとても近い課題では。(石井)

・その通りだが、2-(5)はメカニズムの研究、1-(5)は同化、という切り分けをしている。(杉ノ原)

2-(5)は、モデリングで何をしたいのかがわからない。1-(5)と同じなら、モデルを扱うのは2-(5)に

まとめてもいいのでは。他にも、1-(1)、(2)も、「亜寒帯の表層変動に関する研究」でひとくくりの方

がいいかも。(深澤)

2-(5)は題の付け方が悪い、変更する。しかし、あまりまとめすぎると各機関毎に小項目で分けると

きに困る。それを考えているため、歪みが出てしまう。各WG間の整合性もあり、あまり枠組みの修正は

したくない。(杉ノ原)

・最近の振興調整費の議論としては、「委員長がリーダーシップを発揮し、どこをどのように使うと最

大限の成果を得るか」が重要というスタンスである。最初に各機関ありき、という言い方はしない方が

よい。(事務局)

・各機関が最初にある、というつもりではなく、考慮に入れた、ということ。(杉ノ原)

・他のWGとの連携の話がWG3から出ているが、次期移行の資料としてはどうなるのか。(宇治)

・次期WGの形としてはこのままで、運用でWG間での協力を図っていくのでは。(佐々木)

WG間の協力としては、第U期移行の話をする時に「来年度から毎年全体で2泊程度の会合を持ちたい」

と口頭で説明するつもり。(杉ノ原)

・移行の図の矢印はおかしなところがあるので見直した方がよい。(深澤)

・きちんとみていなかった。チェックして正しくする。(杉ノ原)

・移行の図に「観測とモデリングの融合」というようなキャッチフレーズはいらないか。(宇治)

・それを入れよう、という話はしていた。図に見えた方がよい。(杉ノ原)

・第T期で観測が不十分だったところもあり、解析への移行ばかり目を奪われると不十分だったところ

はやる必要がないように写るのでは。(安田)

・第U期では、モデリングとの融合の他に、新たな観測もする、もちろんT期の観測の継続も行う。(杉

ノ原)

・キャッチフレーズに加えて、第T期の成果を踏まえて第U期でのSAGE全体の目標が一言で入っている

とわかりやすい。この図は、絶対必要。(事務局)

・第U期の全体構想の文中で、第U期の具体的目標を述べた方がよい。(宇治)

・全体構想の先頭に、SAGET期、U期を通しての目標を記述するのがよい。(石井)

・了解した。全体構想の文章を修正する。(杉ノ原)

・移行の再編案は、各機関は知っているのか。(石井)

・大筋は主査を通じて知っていると思うが、具体的にどの課題がどこに対応するかまでは知らないと思

う。(杉ノ原)

・幹事は、水曜までに移行の図の案を杉ノ原まで送ること。基本的な枠組みは崩さずに、適切なキャッ

チフレーズを考案してもらえると助かる。また、矢印を修正すること。(杉ノ原)

 

C その他

 

・提出は、「課題別研究成果」は直接事務局へ、「移行の考え方」は水曜までに杉ノ原まで、杉ノ原が

とりまとめて事務局宛てに送る。(杉ノ原)

WG3では、水路部が第U期もやりたいが、船が使えるかどうかわからないため参加できるかどうかわ

からない。年末までにわかればよいか。(佐々木)

・主査の変更等は可能か。(佐々木)

・第U期推進委員はいつ決めるのか。(宇治)

・基本的に、すべて「第U期実施計画書」が決まる時が最終的なタイムリミット。その時までに委員長

と相談して欲しい。(事務局)

 

(5) 閉会

 

以上